泊まれる図書館プロジェクト|佐賀・古湯温泉/泊まれる図書館 暁(あかつき)

佐賀の山あいにある温泉地「古湯温泉」に、泊まれる図書館「暁(あかつき)」をつくります。「温泉」と「読書」というスローな文化を融合したスローツーリズムという新しい時間の使い方が提供できればと考えています。

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「本を夜通し読む」という新しい文化が脚光を浴びている件

 

前回の投稿からずいぶん経ちましたが、泊まれる図書館構想、少しずつではありますが進んでいます。とはいえ、何も発信しないのも気が引けるので、最近少しずつ盛り上がっている「本を夜通し読む」という文化について、少しご紹介してみたいと思います。 以下、時系列順に行きます。

■1)ジュンク堂(東京・霞が関)宿泊ツアー

ジュンク堂宿泊ツアー(※画像はタイムアウト東京ブログから転載)

言わずもがなの大型書店「ジュンク堂」に泊まれるという夢のような企画。2014年11月1日~11月2日に1泊2日で行われたこのイベント。限定3組という小数限定のイベントながら、応募はなんと3,000組!倍率1,000倍のプラチナチケットとなった。

(参考サイト) 読書の秋は本屋に住む 倍率1000倍ジュンク堂宿泊ツアーに潜入

 

■2)TSUTAYAとAirbnbの宿泊コラボキャンペーン(神奈川・湘南)

湘南T-SITE x Airbnbの宿泊キャンペーン(※画像はF.M.J.から転載)

TSUTAYAの複合施設「湘南T-SITE」と、最近流行りの「Airbnb」がコラボして企画したキャンペーン。霞が関ジュンク堂よりさらに狭き門で、なんと限定1組!2015年8月11日が宿泊日だったようだが、夏休みの思い出としては最高級のモノになったはず。 以下、サイトより引用。

今 回のキャンペーンは、”湘南で暮らすように旅をしよう”をコンセプトに、一生に一度の特別な夏休みを体験できる企画。湘南T-SITEに泊まれるだけで なく、湘南T-SITE内の本、CD、DVDのエンタメ商品やレストランやカフェを上限10万円まで利用可能なほか、湘南エリアを自由に散策できる電動自 転車の無料貸出、「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」の著者・詩歩がオススメする湘南の絶景スポットへの案内、旅の最後にプロカメラマンが撮影する、旅の 思い出フォトブックのプレゼントされるなど、一生に一度の夢の企画として展開されます。

(参考サイト) 「湘南T-SITE」で”本に囲まれながら泊まる”一夜限りの夢コラボ企画、”湘南で暮らすように旅をしよう”キャンペーン

 

■3)泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」(東京・池袋)

泊まれる本屋(※画像はBOOK AND BED TOKYOから転載)

本好きの間では異常に注目を集めている、泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」。建築は谷尻誠さん率いる「SUPPOSE DESIGN OFFICE」 チームというドリームチームプロジェクト。雰囲気は、ブックカフェ+カプセルホテルをグッとお洒落にした感じ。それでいて、1泊3,500円〜という低料 金を実現しているため、週末はかなりの予約でいっぱいだとか。日本・海外も含めた観光客のためのホステルとしての利用もありそうだが、本好きの端くれとし ては一度は行ってみたい場所のひとつです。

(参考サイト) 本棚と一体化したベッドで読書しながら寝落ちできる泊まれる本屋さん「BOOK AND BED TOKYO」

 

■4)TSUTAYA(青森・八戸)の宿泊イベント TSUTAYA宿泊(青森・八戸)(※画像は河北新報から転載)

TSUTAYA がまた宿泊イベントを実施した。場所は青森県八戸市。2015年12月20日〜21日にかけて行われた、つい最近のイベントで、参加者にはひと足早いクリ スマスプレゼントになったことだろう。ちなみに参加費は1,500円で、市民20人が申し込んだとのこと。東京・大阪・福岡など大都市であれば、もっと激 戦区になって良さそうだが、やはり東北の冬は厳しいのか、と改めて感じる次第です。

(参考サイト) 寝ころんで読書、小説講座…夜通し店舗開放

 

ということで、4つの事例を紹介しましたが、ピースの又 吉先生が芥川賞を受賞して以来、これまでにも増して本を読むという文化が盛り上がりを見せている気がします。「本を夜通し読む」という新しい文化・体験が 脚光を浴びている中、「泊まれる図書館」も絵に描いたモチで終わらないよう、粛々と準備を進めておりますので、あたたかく見守っていただけると幸いです。

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