「読書」と「温泉」というスローな文化を組み合わせたスローツーリズムに着目してみた
「泊まれる図書館」の候補地として、これまで考えていたのは福岡市の志賀島。しかし、その考えが最近揺らいできている。
というのも、「図書館に泊まる」という行為は非日常的だからこそ、魅力的に映るのであり、「夜通し本を読む」という体験をいかに上質な体験にできるかが重要であると考えたからだ。
そこで目を付けたのが「温泉」。
「温泉に入ってゆっくり体を癒す」というスローな文化と、「ゆっくりとした時間の中で本を読む」というスローな体験はかなり相性がいいのではないかと思うに至ったのだ。
「温泉地 × 泊まれる図書館」という組み合わせ。「読書」と「温泉」というスローな文化を組み合わせた「スローツーリズム」という考え方。ストレスの多い現代社会の中で、疲れた心と体を癒すことができる、こころ豊かな体験が、今後さらに求められていくような気がしている。
幸い九州には「黒川温泉」、「湯布院温泉」、「別府温泉」など全国的に有名な温泉地もあり、温泉には事欠かない。そんな数ある温泉地の中で、「泊まれる図書館」をつくるのに最適な地は一体どこなのか?
いろんな温泉地を調べ、訪れ、体感し、感性をフル活用しながら、候補地を一本化していきたいと思う2016年の年明け。進捗を随時お伝えしながら「泊まれる図書館プロジェクト」を推進していきますので、今後の動向に注目いただけると幸いです。
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