【温泉地視察】古湯温泉 [佐賀県佐賀市] に行ってきました
大分、熊本と温泉県を巡った一向が、次に向かったのは佐賀県佐賀市。福岡県との県境、脊振(せふり)山地の中腹にある「古湯温泉」を視察してきた。
ここ古湯温泉は、福岡市内から下道(したみち)で1時間強という好アクセス。三瀬峠を越え、山あいの道を進むと、レトロな「古湯温泉郷」のモニュメントが迎えてくれる。
「古湯」という言葉からも連想できるように、温泉の歴史は2,200年前までさかのぼる。秦の始皇帝の命令で、日本に不老長寿の薬を探しに来た徐福(じょふく)が発見したとされているようだ。
写真は、古湯城跡から見た温泉街の遠景。中央・右の川に突き出たエリアに13の宿が固まっており、自然にあふれ、石畳からなる温泉街が情緒を誘う。
温泉街のシンボル的存在である「英龍(えいりゅう)温泉」は、地元民でいつもにぎわっている共同浴場。古くから湯治場として栄えた歴史があり、斎藤茂吉(作家)や青木繁(画家)など文化人が逗留したことでも知られている。
温泉街の宿は、比較的小規模な旅館が軒を連ねている。宿泊客はリピーターも多く、それぞれ好みの定宿を持っているのだとか。「ぬる湯」の愛称で呼ばれる温泉は、38℃〜40℃と長湯をするには持ってこい。少し入っただけで肌がスベスベするのが体感でき、「美人の湯」としても知られている。
バス停に足湯があったりして、景観整備も進みつつある「古湯温泉」。福岡市内から気軽に行ける隠れた温泉地として、今後、目を離せない存在になりそうである。
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